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ハーブ魔女のつぶやき

メディカルハーブやアロマテラピーで癒されたい方へのメッセージ

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2014年で一番驚いたこと

この時間は皆さん紅白に釘付けなのではないでしょうか。。。

今年も大変お世話になりました。
私が今あるのは、サロンや講座にお越しくださった、
皆さんのお陰です。
ありがとうございましたm(_ _)m

さて、
今年最後の書き込みは、
「今年一番驚いたこと」と題して
食物繊維についてお話します。

日本における食物繊維の定義は、
「ヒトの消化酵素で消化されない
 食品中の難消化性成分の総体」となっている。

実は食物繊維の定義は国ごとに決めて良いことになっているそうで、
参考までに、アメリカの科学アカデミーの定義では
「大腸機能の調節、血糖調節、
 血清コレステロール改善などの作用をもつもの」
となっている。

食物繊維は
セルロース、リグニン、キチンなどの不溶性と、
ペクチンや植物ガムなどの水溶性に大別され、
それぞれが生体に及ぼす影響や生理機能が異なる。
しかしその生理機能を太い線で線引きするのは難しい。

一般に不溶性食物繊維は、
便の量を増やし、蠕動運動に刺激を与え、
便秘の解消に効果をもたらし、
水溶性は、
小腸での栄養素の消化・吸収を抑制するため、
血中コレステロールの低下や
血糖値の改善などに効果があるとされている。

私が今年一番驚いたのは、
水溶性食物繊維は、
腸内細菌によって大腸で発酵を受けて、
その後体内に吸収されているという事実!

そして
大腸で発酵を受けた食物繊維は短鎖脂肪酸になり、
大腸粘膜のエネルギー源や
生体のエネルギー源として利用されているというのだ!

また、
「デンプン」というと一般には
体内で吸収されてエネルギー源として利用できるものと思っていたら、
こちらもどうやらそう簡単ではないらしい。

デンプンの中には
難消化性デンプン、
別名レジスタントスターチといわれる
消化酵素が作用しにくいものがあるというのである。


さてはて困った、こまった。。。
こうなると、
日本の食物繊維の定義は
ここ数年の間に変えなければならないのでは???

臓器の中でも
研究が遅れている腸は、
今後も新たなことが見つかることは想像に難くない。

ヒトに体は未だ謎だらけってことなんでしょうねぇ。


さて、来年はどんな年にしましょうか?
来年は「あるべき自分になる」ことを目標に、
日々邁進していく所存です。

講師という仕事を選んだ以上、
学ぶ姿勢は永久に続きます。

学ぶから得られる感動もあれば、
学ぶことでぶち当たる壁を
超えられないジレンマも感じてしまう。

微妙な進歩でも、
去年より今年の私のほうが、
前に進んでいるような気がします。

さて
皆さんは来年をどんな年にしたいですか?

今年もあと30分で終わります。

どなたさまも
良い年をお迎えくださいませ(*^_^*)






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今期最後のチャンス!

プラクティショナー講座を申し込み損なった方への朗報です。

名古屋市千種区のJAMHA認定校、
自然の薬箱では、
20日土曜日と27日土曜日に
プラクティショナー療法科の追加講座が開講します。
本来療法科は金曜集中講座と日曜集中講座が既に始まっています。

「申し込もうと思ってたのに、
 うっかりわすれてしまった」とお嘆きの方は
是非お申込ください。
20日に①と②、
27日に③と④の講座を行います。
⑤以降の講座は、
金曜か日曜のご都合の宜しい集中講座へご参加ください。
なお、
療法科追加講座は開講が決定しています。

協会が2016年より新たな資格を設けるため、
今期の講座が
療法科と化学科同時試験でプラクティショナー取得ができる
最後のチャンスです。
新資格制度につきましては、
JAMHAのHPをご覧ください。
 ↓ ↓ ↓
こちら


お待ちしていま~す(^_^)



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還元糖と非還元糖

化学科第4回の補講です。

糖にはアルデヒド基かケトン基が存在する。
ケトン基を持つ糖を総称してケトースと呼び、
アルデヒド基を持つ糖を総称してアルドースと呼ぶ。

単糖類のフルクトース(果糖)は
ケトン基を持つのでケトース。

一方、アルドースには単糖類の
・グルコース(ブドウ糖)
・ガラクトース
・マンノース
などがある。

アルドースは還元糖である。
なぜなら
アルデヒドに還元性があるからだ。

還元性を示す糖を「還元糖」と呼ぶ。
還元性とは、
自らは酸化されて、相手の酸素を奪う性質のこと。
(まぁ、これが一番簡単な説明)
アルデヒドは酸化されてカルボン酸になる。
アルデヒド基CHO→COOHになる。
「O」が増えていることにお気づきだろうか。
これについては、
私の「植物科学の基礎講座② 精油の化学」か、
化学科新テキストの酸化・還元反応を参考にしていただきたい。

ケトン基を持つケトースは一般的には還元性を示さない。
なぜなら、ケトンは酸化されないから。
そうなると、
ケトースであるフルクトースは還元性を示さないことになる。
しかしこれが実に興味深い。
フルクトースのケトン基のすぐ側にOH基を持つ構造をしているため、
変形してアルデヒドを形成するのだ。
グルコースなど、もともとアルデヒド基を持つ糖とは異なるが、
勝手が違うだけで、結局、還元性を示すのである。
つまり、
「単糖類は全て還元性を示す」のです

ここまでは大丈夫でしょうか?

単糖類が2個結合したものを二糖類というが、
二糖類になると、還元性を持つものと、
持たないものが存在するようになる。
単糖類同士が結合するためには「グリコシド結合」をする。
グリコシド結合とは
糖と糖が、水(H2O)を手放してガシャンとくっつくこと。
グリコシド結合をする際にアルデヒド基を使うと、
還元性は無くなる(アルデヒド基が無くなるから)。
スクロース(ショ糖)は、
グルコースとフルクトースがグリコシド結合する際に
アルデヒド基を用いて結合するので非還元糖
還元糖に属する二糖類は、
グリコシド結合にOH基を用い、
アルデヒド基はそのまま残るため「還元性がある」のである。

スクロース(ショ糖)が非還元糖であることは、
療法科に出てくる「メイラード反応」にも関係するところなので、
是非覚えておいてください。

ただし、
化学科の糖質の範囲では、
各単糖類の特徴や二糖の構成単糖類などがよく出題されます。
還元糖と非還元糖はメインではないので、
「なぜ還元糖なのか」という理屈は忘れてもらってもいいです。
「スクロースは非還元糖」ということだけ頭のどこかに置いておいてくださいね。

また、今日の講座の終わりにAさんからご質問のあった、
麦芽糖ですが、これは2分子のグルコースがα結合しているので、
α-グルコシダーゼにより分解されて体内へ入ります。
スクロースも同様、体内へ入りエネルギー源となります。

セロビオースとゲンチオビオースはβ結合です。

さて、ラクトースですが、
グルコースとガラクトースが結合した二糖類で、
私たちの小腸上皮細胞に存在するラクターゼという酵素により
単糖類まで分解され、体内へ入ります。

これは余談ですが・・・
ラクトースは別名乳糖と呼ばれ、牛乳に入っています。
ヒトではこのラクターゼの働きの弱い人がいて、
単糖に分解されずに大腸へ送られてしまいます。
すると腸内細菌がラクトースを分解するのですが、
その際にガスが発生し、腸を圧迫するため、
大腸内に水分が多く分泌されます。
そして下痢が起こります。
牛乳を飲んでお腹がゴロゴロするのはこれが理由です。



では糖質の補講はこれで終了します。













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美容薬酒づくり講座のお知らせ

美容薬酒講座のチラシができました。

今回の会場はハーブ魔女のサロンです。

案内チラシはこちら

尚、日程は未記入です。
皆さんとハーブ魔女の予定を調整し、
随時開講させて頂きます。




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ハイビスカスとのお別れ・・・

長らく我が家のベランダを占拠していたハイビスカス。

開花に「わー」っと楽しませてくれて、
収穫時には萼をジャムやハーブティなどに加工することができた。
葉の紅葉も、私の心を癒してくれた。

冬の状態も観察したくて、
そして
どうにも離れがたくてそのままにしておいた。

が・・・
12月9日から我が家の外装塗装工事がスタート。
それとともに業者さんから
「ベランダの植物どかしてください」と言われ、
渋々片付けた。

「さようなら。ありがとうね。」
声を掛けながらのお片付け。

プランターの土には
餓と思われる幼虫が。。。
土の中では来年の準備が進んでいる。

プランターで育てるのは
地植えと違って、
植物を取り巻いている他の生物の様子もわかるんだー
と、関心しながら片付けも無事終了。

窓には保護シートが貼られ、
庭の様子も全くわからない。
いつもなら家の敷地横から庭に行けるのだが、
足場が組まれているので業者の人に、
「危ないから通らないで」と言われてしまった。

幸い、庭側のお隣は駐車場なので、
歩道から庭を眺めたり、
駐車場に入れてもらって庭を見ている。
なんだかヘンな感じです。
自分の庭なのにねぇ。

こうなって初めてわかったことがある。
私には庭の植物を眺める時間が必要なんだ!
と。
なんだか呼吸が苦しい感じ。

昨日名市大の薬草園で思いっきり深呼吸してきた。

この生活が
今後、約、10日間続く予定。

あ~淋しい。しかも今日は雨。。。

このまま語り続けると
物悲しい作詞ができてしまいそうなので
今日はこのへんで。



あー、
私に早く庭とベランダを返して!!!

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プロフィール

HN:
ハーブ魔女
性別:
女性
職業:
主婦&サロン経営&講師
趣味:
海外ドラマ(アメリカ)鑑賞
自己紹介:
持ってる資格
- 日本メディカルハーブ協会認定
 ハーバルセラピスト
 ハーバルプラクティショナー
ホリスティックハーバルプラクティショナー
- 日本アロマ環境協会認定
 アロマテラピーインストラクター
- 日本ホリスティック医学協会会員
- 生活習慣病予防指導士
- バッチ財団登録 プラクティショナー

ハーブ療法(YOSA)のサロンを経営しています。

サロンでは癒しの時間をご提供するかたわら、メディカルハーブ検定対策講座や、石鹸作りのレッスンもしています。

●JAMHA認定校講師もしています♪

○生活の木 名古屋校さんにて
・メディカルハーブ検定対策講座
・ハーバルセラピスト養成講座
・ハーバルプラクティショナー養成講座

○自然の薬箱さんにて
・メディカルハーブ検定対策講座
・ハーバルセラピスト養成講座
・ハーバルプラクティショナー養成講座


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