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ハーブ魔女のつぶやき

メディカルハーブやアロマテラピーで癒されたい方へのメッセージ

カテゴリー「メディカルハーブレッスン」の記事一覧

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フレッシュのエキナセアティーのお味

 先回画像でご紹介したエキナセア・・・


昨日のメディカルハーブコディネーター養成講座で

生徒さんに見てもらい、その後フレッシュのハーブティーを入れてみました。

中国茶の茶花ティーのようで

お湯を注いだティーポットの中でゆらゆら揺れてとても素敵。


でもそれは見た目だけでした(>_<)

飲んでみると、生臭くて・・・

昆布が水を含んで放置されていたような臭いといえばいいかしら?


鼻のそばにカップが来るだけで「勘弁して~」という感じです。


エキナセアティーはドライが飲みやすいようです。



ハーブ魔女の庭で育てているそのほかのハーブも

摘んで持って行き、生徒さんにお見せしたところ大好評。


せっかくなので、講座の最後にフレッシュハーブティーとして飲んでもらいました。


エキナセアの印象も手伝って、

フレッシュはとっても美味しいとの感想をいただきました。



今回の生徒さんは11名。

とても賑やかです。

お一人お一人がハーブにとても強い関心を寄せていらっしゃいます。


「数年前から庭でハーブを育てているので、ハーブの使い方を学びたい」


「友人からハーブがいいと勧められて、いろいろ学びたくて」


「ハーブを使って健康管理をしたい」


という方から


「アロマの検定講座を受けたかったが、今は講座が無いのでハーブを学びに来ました。」

という素直な方まで。


まぁ、アロマの基はハーブですから、決して間違った選択ではない・・・


講座終了時までにハーブの魅力に「とりつかれて」いることを願います。


さて来週の講座内容ははメディカルハーブの歴史。


自分と一切関わりのない人のことを学ぶわけですから


眠くなる方もいらっしゃるのでは・・・と心配しています。


できるだけ「眠らせない」講義ができるよう、心がけたいところです。








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イブニングプリムローズ

 最近、植物の不思議さに驚いています・・・


イブニングプリムローズってご存知ですか?

メディカルハーブを学んだ方なら、

γーリノレン酸を豊富に含んでいるハーブとしてお馴染みですよね。





北アメリカ原産のハーブで、耐寒性の二年草。

開花は6月中旬から9月下旬。

花茎は2~3cmで夕方から宵のうちにかけてサクラ草のような

黄色い花を咲かせます。


生理痛やPMS、アレルギーにも良く、最近では糖尿病性の神経障害にも用いられているとか。


なぜ今回、イブニングプリムローズにこだわったかというと・・・


ひょんなことから、蜂と蝶は夜行性ではないと知ったからなんです。


先ほども記載したとおり、イブニングプリムローズは夕方から宵のうちに開花する植物。

ってコトは?

どうやって受粉しているの?


月下美人も同じく宵のうちに咲く花。

ハワイへ旅行したとき、夜景の綺麗な丘へ連れて行かれて、

月下美人を見た人も少なくないでしょう。

  月下美人


そもそもなぜ、日中ではなく、宵のうちに咲くことを選んだのか・・・

などなど、なぞがなぞを呼んで眠れなくなり、

ハーブ魔女の謎解き開始!



「なぜ受粉できるのか」は簡単に判明。

夜行性のスズメガ(雀蛾)が蜂や蝶らの代わりをしているらしい。


「なぜ宵のうちに咲くことをえらんだのか」については、

どうやら、虫たちを廻る昼の花たちの誘致合戦を避けるためらしい。


昼に咲く花は多く、受粉のために虫たちの争奪戦が起るのです。

まぁ、正確にいえば、人間のように手足があるわけではないので、

バーゲンセールで見るおばちゃんの商品の奪い合いのようなものではなく、

「こっちよ、こっち」と芳香成分の出し合い合戦といったところでしょうか・・・?


どうやら、この誘致合戦を避けて夜に咲くことを選んだとされているのです。

そのため、視覚の利かない夜に咲く花の色は自ずと白や淡黄色になるらしい。

なるほど・・・


イブニングプリムローズは黄色、

月下美人は白い大きな花を咲かせる。


人間と同じで植物の世界も、どうやら生存競争が激しいらしい。


話をイブニングプリムローズに戻して・・・


メディカルハーブではイブニングプリムローズの使用部位は種子。

実際のところ種子をハーブティーや他の剤型で利用することは無く、

種子を圧搾してとった油脂をカプセル剤として販売している。


ストレスが溜まったり、不規則な食事をしていると不足してしまう

γーリノレン酸の補給にサプリメントを利用する方も多いはず。


そのイブニングプリムローズの種子って凄いんです!

アメリカのビール博士という人が、

野生植物の種子の寿命を調べる野外実験をミシガン州で行なっていたそうで、

20種類の雑草の種子を土に埋め、

定期的に掘り出しては発芽の様子を調べていたそうです。

その期間なんと100年。


すっごく長生きな方ってわけではなかったらしく、

博士の死後はその弟子たちが実験を引き継いだとされていました。


その実験の結果、何が分かったかというと、

イブニングプリムローズは80年も発芽能力を保ったまま土中にいたそうなんです。


どうやら種子というのは、タイムカプセルの働きもするそうで、

はじめに発芽するのは大きい種子。


種子の時から生存競争は始まっているのですね。


大きな種子が発芽し成長を始めると、

小さい種子は光や水不足から発芽のチャンスを失ってしまう。

小さい種子は土の中で発芽のチャンスを今か今かと待っているわけです。


イブニングプリムローズの種子はその状態で80年も土の中で待つことができるということなんです。


じゃあ、小さい種子が発芽できるのはいつなのか・・・

それは、先に発芽した子たちが不慮の事故に遭遇したとき。

増水、干ばつ、人間による土地の開拓で掘り返されたり・・・

つまり、小さい種子は「保険」のようなものってことです。


おもしろいことに、種子のペアには決まって大小のサイズ違いがあるんですって。


植物の子孫繁栄のための知恵なんですね。


ついでにもっと凄い話が・・・

数千年前の遺跡から発掘された種子が発芽した例もあるそうなんですよ。


植物って凄い!!!

植物は自ら場所を移動したりしないけれど、

私たち人間でもできないような「空間や時間の移動」ができるんですね。


まさにタイムカプセル!


調べれば調べるほど植物には感嘆させられます。



ところで、このところ「ハーブ」という枠から飛び出して

「植物」にハマっている私。

将来どんな方向に進もうとしているのか

自分でも分からなくなることがあります。


こんな時は遊び半分で脳内メーカー。






ん~、勤勉のかけらもない・・・学者にはなれそうもない・・・

それどころか金の亡者っぽくなってるし・・・


当分は今のままハーブ魔女でいられそうです。



















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ダンディライオンはクローン?!

今日はたんぽぽのお話をひとつ・・・


そう。庭の手入れをちょっとでも油断すると、

あちこちに出没するあのたんぽぽのお話です。


ご自分の庭や玄関先、近くの公園、街路樹の脇・・・

いたるところで見かけるたんぽぽ。


そのたんぽぽ、もしかすると外来種、つまり西洋タンポポかもしれません。

ここは日本なんだから、身近で見かけるたんぽぽは

日本在来種だと決めつけられないということなのです。


エゾタンポポ

シナノタンポポ

カントウタンポポ

トウカイタンポポ

カンサイタンポポ・・・ほか数十種類・・・

それぞれ花の大きさや総苞片のかたちなどが少しずつ違ってはいるものの

これらは全て日本在来種。

このうちエゾタンポポだけは在来種でありながら他のたんぽぽとは

染色体の数と繁殖のしくみがちがう。でも在来種。


名古屋で見られるのはトウカイタンポポってとこかしら・・・


しかし・・・しかしです。

どうらや日本在来種のたんぽぽはもう街中では繁殖していないらしいのです。


そもそも西洋タンポポが日本にやってきたのは

明治のはじめ頃。放牧している乳牛にたべさせるために

北海道の牧場に植えたのが始まりとのこと。

葉や茎を切ると白い乳液が出ることから、

西洋では乳の出がよくなると信じられていたからだそう。

メディカルハーブを学んでいらっしゃる方ならご存知のはず、

ダンディライオンには催乳作用があると習いましたよね。



その後、昭和30年代~40年代に西洋タンポポは日本で爆発的に増殖。

いわゆる高度成長期ですよね。


車の保有率が高くなり始めたのをきっかけに、

土の道はアスファルトに変わり、

野山にも道をつくるべくブルドーザーが入って、

日本在来種のたんぽぽを根こそぎ掘り返されてしまったとか。


西洋タンポポにとっては願ってもない繁殖の大チャンス!


自然繁殖、つまり、日本在来種のタンポポの縄張りがどんどん減ったところに

西洋タンポポが替わって増殖しはじめたわけです。


でもどうして?と、思った方も多いはず。

西洋タンポポが繁殖できるのなら、日本のたんぽぽだって・・・


日本のたんぽぽと西洋タンポポの大きな違いはその繁殖力!!!

①まずタネの数。

関東たんぽぽが60から90くらいなのに比べ、

西洋タンポポは150から200くらい。・・・約2倍!!!・・・

②春だけでなく、夏から冬も開花結実するので、その分おおくのタネをつける

③タネの重さが在来種に比べて軽く、遠くまで飛ぶことができる

④タネの発芽温度域が幅広く、いつでも発芽できる。

⑤成熟が早く、小さくても開花する力がある

⑥一年を通じて葉を広げて光合成を行なっている


ね。これだけでも日本たんぽぽに勝ち目はございませんO(>_<)O


加えて、染色体の数や生殖上でも大きな違いがあるとか。

⑦染色体数の面で3倍体である

⑧単為生殖でタネをつくることができる


もう、西洋タンポポにひれ伏すしかありません。


⑦の染色体の「3倍体」というのは、

ふつう在り得ない。

生物はふつう、父方と母方から1セットずつもらって生まれてくるので

2セット保有。つまり「2倍体」。

3倍体ということは3セット保有していると言うこと。

これでは減数分裂がうまくできず、正常な花粉や卵がつくれない。

実際、西洋タンポポの花粉を顕微鏡で見てみると、受精能力はないそうです。

植物だけでなく生物の常識として言うならば、

お父さんとお母さんがいて、はじめて子どもができるのに、

3倍体では同じ方法で子どもはつくれないということなのです。


ここからが自然の力のすごいところです・・・

そんなハンデがありながら、何とか子どもを作るために

西洋タンポポが編み出した解決策・・・

それが⑧の単為生殖。

別名「無融合生殖」とも呼ぶそうですが、

早い話が「お父さんだけ」、もしくは「お母さんだけ」で子どもをつくれるんです!!!

単純計算すると生殖率が2倍ということですよね。

さっきの2倍とあわせると4倍ですぅ(><)

西洋タンポポが優位なのもうなずけますよね(;_;)


でもそうなると新たな疑問が・・・

単為生殖ってことは、子は親と完全に同一な遺伝子をもっているってこと?!

それって「クローン」ってことじゃ・・・?


クローンってことは、ある一定の条件、

つまりこの自然界が西洋タンポポだけ生存が難しい条件に変化をすると、

瞬く間に西洋タンポポは絶滅するって可能性もあるってことですよね。


まぁ、そんなこと在り得ないですけど、でも理論上は「あり」ってことですよね?


ある植物学者さんの著書に面白いことが書かれてました。

「在来たんぽぽが敗れた相手は

西洋タンポポではなく、都市化という環境変化の波だ」と。



現在日本で繁殖しているたんぽぽには、

西洋タンポポ、つまり真性のダンディライオンではないものが多くあるそう。

どうやら西洋タンポポとカントウタンポポの雑種と思われるものも少なくないらしい。

ある研究者によれば、

「もしかしたら、日本に入ってきた西洋タンポポは、ほとんどが

 在来種の血が混ざった雑種かも・・・」とも。


ん???




ところで、自分の庭で見かけるたんぽぽが

在来種なのか、西洋タンポポなのかお知りになりたい方のために

見分け方をお知らせします。


「総苞片」というお花のすぐ下にある緑色の「がく」のようなものの違いにご注目。これは、つぼみを包んでいたものなんです。


 在来種のたんぽぽ


 西洋タンポポ


この違い、わかりますでしょうか・・・?



日本在来種のたんぽぽに会いたくなった人は

開発されなかったところへ行けば会えると思いますよ。


新潟大学の森田教授によると、赤坂御用地の土手でもまだ見られるとか。


たかがたんぽぽ、されどたんぽぽ。

暫くたんぽぽから目が離せそうにありません。
















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私の近くの春

昨日から名古屋はなんだか暖かいです。

今日は私の近くの春を紹介。

まず我が家の庭から。

   玄関側


   お庭側

                       ローズマリーの花です


桜も咲きましたが・・・強風に吹き飛ばされてしまって・・・

我が家の桜の見ごろは先週で終わったようです。

  

さくらんぼができてました(>_<)


昨年植えたサンザシのつぼみが膨らんでます。

 アップにすると・・・

サンザシの開花は5月と聞いてましたが、この分だと少し早まりそうです。


次はご近所。

同じ町内に立派な桜の木があるお宅があります。

  

羨ましい・・・我が家の桜がこんなに大きくなるまでにあと何年かかるのでしょうか?

  

このピンクと黄色のかわいいお花は

お隣のアパートの脇に咲いているものです。


ところで、桜もりっぱなハーブだって知ってました?

「薬草」として図鑑に掲載されているのは

”大島桜”です。

学名がPrunus lannesiana var speciosa(プルヌス ラレシアナ バル スペシオサ)

長すぎて覚える気にもなりませんね~。

科名はバラ科 サクラ属。使用部位は葉。

よくお店でサクラ茶として販売されているのは「花の塩漬け」。

でも、メディカルハーブでいうところのサクラ茶は「葉」です。


サクラの葉には”クマリン”という成分がふくまれていて

サクラの葉を塩漬けすると桜餅の香りがするのは

クマリンの変化によるものです。

クマリンといえば、僅かながらジャーマンカモミールにも含まれています。

それから、健康番組でよく取り上げられている「明日葉」にも。


もともと「クマリン」はセリ科の植物に多く含まれているそうで、

セリ科植物のあの独特の香りの正体がクマリン。

抗菌作用があるとのことです。


他のも「抗血液凝固作用」もあるとのことなので、

桜餅を食べる時は葉っぱも一緒にお召し上がりになるのがよさそうです。




そういえば、子どものころ桜餅の葉っぱが嫌いで

桜餅から剥がしてたら、

「もったいない」と母によく叱られてたっけ。







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レベルアップ研修会

こんばんは


昨日、レベルアップ研修会に参加するため

大阪へ行ってきました。

グリーンフラスコの林真一郎先生と

私のプラクティショナーの恩師、三上幸江先生のお話をお聞きしました。


ただ・・・

三上先生の「内分泌系の不調を改善する植物療法」は

椅子に座って聞く講義ではなく、

プラクティショナーの植物療法科の講義そのものでした。


内容はセラピストのテキスト中心で精神神経免疫学についてや、

女性ホルモンと視床下部のつながり、

内分泌に有用なメディカルハーブを学ぶものでした。


いつ当てられるか・・・ドキドキ・・・

最後はグループに分かれてディスカッションの後、発表。

2種のケーススタディーのうち1つを担当するというもの。

・・・胃が痛い・・・

三上先生を前にするとヘビに睨まれたカエルのような私。

(三上先生が怖いというのではなく、私が勝手にそんな図式を頭に浮かべてしまうのです)



発表も終わり、修了生交流会の時間。



交流会の様子です。


緊張した一日でした。


新幹線で頂くお弁当はいつも決まって「味の博覧会」だったのですが、

今回は鶏弁当。



行きの名古屋→大阪間で頂きました。美味しかった~。




ハーブ魔女も恩師にはたじたじです。

自宅へ戻るやいなやベッドにバタンキュ~!

あ~情けない

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プロフィール

HN:
ハーブ魔女
性別:
女性
職業:
主婦&サロン経営&講師
趣味:
海外ドラマ(アメリカ)鑑賞
自己紹介:
持ってる資格
- 日本メディカルハーブ協会認定
 ハーバルセラピスト
 ハーバルプラクティショナー
ホリスティックハーバルプラクティショナー
- 日本アロマ環境協会認定
 アロマテラピーインストラクター
- 日本ホリスティック医学協会会員
- 生活習慣病予防指導士
- バッチ財団登録 プラクティショナー

ハーブ療法(YOSA)のサロンを経営しています。

サロンでは癒しの時間をご提供するかたわら、メディカルハーブ検定対策講座や、石鹸作りのレッスンもしています。

●JAMHA認定校講師もしています♪

○生活の木 名古屋校さんにて
・メディカルハーブ検定対策講座
・ハーバルセラピスト養成講座
・ハーバルプラクティショナー養成講座

○自然の薬箱さんにて
・メディカルハーブ検定対策講座
・ハーバルセラピスト養成講座
・ハーバルプラクティショナー養成講座


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